新しいタブを開くたびに「二十四節気七十二候」の美しい言葉で季節を感じられるシンプルなChrome拡張機能「Tab Sekki」をつくりました。
Nov 01, 2016
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毎日11回も新しいタブ見てるって知ってた?
Firefoxの調査によると、平均的なインターネットユーザーは1日11回ブラウザの新しいタブを開いているそうです。
普段たいして気にすることもない新しいタブですが、実は毎日何回も目にしているので、どうせなら何か有意義に使いたいと思いますよね。
新しいタブはChrome拡張でカスタマイズできるんですよ
GoogleChromeでは、拡張機能を入れることでこの新しいタブに表示される内容をカスタマイズすることができます。
いろんな拡張がありますが、既存の拡張機能で多いのが、便利なリンクやツールを置いたものですね。 天気やカレンダー・ToDoリストなどが鉄板系。
でも、ほしいのはもっとシンプルな…
なんだけど、そんなにがっつり新しいタブを見たいわけでもなくて、もうちょっとこうシンプルで主張しなくて、それでいて何かちょっとだけ毎日がいい感じになるような、そんな新しいタブが、わたしはほしい。
と思ったので、作りました。 その名も「TabSekki」。
新しいタブを開くと、いまの時期が該当する「二十四節気七十二候」の暦を表示してくれるという、ただそれだけの拡張機能です。
新しいタブを開いたときの画面が、こんな感じ↓になります。
あとせっかくなので背景にはその季節をイメージした日本の伝統色を配し、うっすら和文様をデザインしております。
ランダムで違う「候」に切り替える機能もあるので、ヒマなときはポチポチしてみてください。
知らなかったでは済まされない「二十四節気七十二候」とは
二十四節気は、「夏至」「秋分」など、今でも耳にする機会が多いですね。 もともとは中国で一年を分割してその季節を表す名称をつけたものです。
七十二候はその「節気」をさらに3つずつに分割したもので、例えばこの記事を書いている11月30日だと「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」となります。 かっこいいですね。
七十二候には、その時期を代表する気象や動植物の動き、人の営みなど、昔の人が季節をどう感じていたかを伝える美しい言葉が多いです。
さぁ、新しいタブを開くたびに季節を感じる素敵な生活へ
毎日パソコンに向き合って仕事していると、なかなか季節を感じることもない今日この頃。
せめて新しいタブを開いたときくらい、美しい言葉と色で、ふっと窓の外を見るきっかけにでもなれば幸いです。
インストールはChromeウェブストアからどうぞ。
ランダム切替を無制限にできる有料版も用意しておきましたので、万が一ランダム表示したくてたまらない方がいたら、応援のつもりでポチッとしてくれるとうれしいです。