個人開発のWebサービスで、Trelloを使っていい感じに開発ロードマップを公開した話
Sep 29, 2017
- 個人開発論
- Trello
個人で開発しているトーナメント表作成サービス「THE TOURNAMENT」で、今後の開発予定などを載せた開発ロードマップをTrelloで公開しました。
前から開発ロードマップは作りたかったのですが、なかなか作り方・運用をどうしたものか悩んでました。
今回Trelloを使ってみたらなかなかいい感じにできたので、やった内容をメモしてみます。
なんで開発ロードマップがほしかったか
これはいくつかあります。
サービスがちゃんと運営されてることを伝えたい
まずはこれですね。
開発ロードマップがあると、死んだサービスじゃなくて、 ちゃんといまも積極的に機能追加されている生きたサービスですよってことが伝わるかなと。
Webサービスを探して使うときって、ちゃんと運営が安定してそうなサービスかどうかって大事ですよね。
ほしい機能が今後追加されるのかどうかわかるようにしたい
続いてはこれ。
検索などでサイトに来てくれた人が、このサービスを使うかどうかの判断をする際に、当然機能のリストを見ます。
でほしい機能がなかったらふつうはそこで検討から外されてしまうわけですが、そこで開発ロードマップがあればどうでしょう(問いかけ)。
ほしい機能が今後の予定に追加されてて、もうすぐ対応してくれそうだなーというのが見えれば、今回は無理でも次つかうときにまた見てくれたりするかもしれないですね。
ユーザーの意見や要望が目に見えて反映されるようにしたい
最後にこれ。
問い合わせで機能の要望をいただくことも多いのですが、どうしてもすべてすぐに対応するのは難しくて、順番に対応することになります。
そんなときに開発ロードマップに追加すれば、ちゃんと対応リストに入っていることがわかるし、あとどれくらいで開発の順番が回ってくるかもわかるようになります。
ロードマップに求めるもの
というわけでロードマップがほしかったのですが、こんな内容をクリアできるといいなーと思ってました。
よくあるのだと、今後の開発予定を定期的にブログ記事に上げるとかですが、絶対めんどくさくなって更新しない自信あり。
またリアルタイムに開発進んでる感が出せないのでボツ。
かといってロードマップってサービスの本質的なところではないので、自前で何かシステム作ったりするのは避けたい。
あとは投票もすごくほしかったところで、ユーザーがほしい機能に投票してくれて、要望が多いものから対応していくっていうのは、運営として美しいなーと思うわけです。
そこでTrelloですよ
というわけで、こういう内容がTrelloだとすべてクリアできるわけですね。
Trelloのボードは一般公開もできるので、これでユーザー向けに公開することができます。
まぁこれは自分で思いついたわけではなくて、実はSlackがやってるというのを記事で見かけたのです。
でこれを自分なりにアレンジして、開発ロードマップを作りました。
ふだんのタスク管理がそのままロードマップになる
元々自分の開発管理用にTrelloを使っていたのですが、今回それをきれいに整理してロードマップとして公開しました。
これのなにがいいかというと、いつもどおり粛々とタスクをこなしてTrelloを更新すると、ロードマップも常に最新の状況に保たれるというところです。
ロードマップ更新のための追加作業が一切なし!
とはいえ公開できない内容があったら自分用のと二重管理になるかなーと思っていたのですが、意外と全部公開できました。
シンプルでいい感じ。
というわけで今回のテンプレートを共有します
今回ロードマップを作って、なかなかいい感じに運用できているので、今後他のサービスでもこれをベースにロードマップを作ろうかなと思っています。
(他には年表作成サービスとかつくっています)
でよければこのテンプレートを一般共有しようと思いますので、興味のある方はぜひ使ってみて下さい。
使い方
TrelloでTHE TOURNAMENTの開発ロードマップにアクセスして、「ボードメニューを表示」から「ボードをコピー」を選択すれば、自分のアカウントにロードマップをコピーできるはずです。
カードなしでボード構成だけコピーすることもできるので、カードはご自分で追加するのがよいと思います。
おすすめポイントとしては、一番左の「❓このロードマップについて」ボードが充実しています。
ぜひ自分なりにアレンジして使ってみて下さい。
実際ロードマップを公開してみると、勝手に自分にプレッシャーがかかっていい感じです。ぜひお試しください。
また個人開発がんばってる仲間は随時募集中で、定期的に勉強会とかもやってます。
ロードマップ作ったよーとか勉強会に参加してみたいーって人とかいたら、ぜひ教えてくれるとうれしいです。
おしまい。